いまさらインボイス制度について調べてみるPart1【そもそもの消費税の仕組み】
こんにちは、パパパです。
最近インボイス制度が始動しましたが、今さら気になっちゃったのでお勉強してみました。なんとなくめちゃくちゃ叩かれてる気がしてるんですが、実際のとこどうなの?と思い調べると、どうやら思ったほど悪い制度ではないのか...?と感じてまとめてみます。
今回はインボイスを理解するための前提として、そもそも消費税ってのがどういう仕組みだったのかというのを説明していきます。細かいとこは置いといて、インボイスに関わる部分だけ。
意外と知らない消費税の仕組み
消費税っていうと、私らが10%払っているもの、くらいの認識なんですが、調べてみるとそんなに単純なものではないらしい。
2者間でものを売り買いする場合は、1000円のものを売ろうとしたら100円の税金を含めて1,100円を消費者が支払うことになり、売却側は100円を納税する、という形になります。これはめちゃくちゃ単純。
しかし実際は3者、4者といろんなとこが関わってくるはず。もしそれぞれの取引で消費税がすべて10%かかってしまうと....
政府ボロもうけです。私らが2000円の商品を買うときに、350円の税金が納められてしまう...?当然こんなことにはなっていません。
実際の計算では、事業者は(小売り額ー仕入れ額)の料金に対して税金がかかるようになっています。どういうことかというと....
なるほど、めちゃくちゃよくできてますね。これで私たちが払っている200円分が、しっかり国に納められるわけです。
免税事業者がいる場合
しかしややこしくなっているのが「免税事業者」という仕組み。 課税期間の基準期間中における課税売上高が1,000万円以下の場合には消費税支払わなくていいぜ!って仕組みみたいなのですが、もし取引の間で免税事業者がいると...
つまり私たちが払っていると思っていた200円の税金がすべて国に納められているわけでなく、免税事業者Bさんがその一部を自分の儲けとして懐に入れちゃうことができちゃうわけです。この儲けのことを益税といったりします。
以上が消費税の仕組みです!ほんとに仕組みとして全然知らなかったので、確かに取引において何者か挟まると多重の課税になるよな...とかは、図式化してみてやっと理解できました。